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Gen2 シリーズ


Gen2 シリーズとはどんな機種なのか?

OTISが2003年に発売開始したマシンルームレスエレベーターである。
Gen2(ジェンツー)という名称は「Generation2」の略である。
マシンルームレスであるため巻上機・制御盤は昇降路上部に設置されている。
旧モデルからの変更点は以下である。
他社のエレベーターとは異なり、従来のワイヤーロープではなく「フラットベルト」を活用しながらエレベーターを昇降するようなテクノロジーを手掛けている。
また、エレベーターが稼働中でも常に監視し続ける「パルスシステム」というシステムも装備されている。
階数表示のインジケータは古い機種で7セグメント式または16セグメント式だが、インジケータがLEDセグメント式(標準仕様)またはセグメント式となり、オプションで液晶式が採用されている。(液晶式を選択したとしても乗り場表示はセグメント式)。
同じGen2であっても以下のシリーズが存在している。

Gen2

分速45~105mに対応した規格型エレベーターである。

Gen2 LTD

2005年1月に発売した分速45・60mに限定したエレベーターである。

Gen2 プレステージ

2004年8月及び2006年に発売した乗用、非常用、住宅用エレベーター。Gen2シリーズではあるが機械室レスではない

Gen2 ハートフルタワー

2006年1月に発売した小規模型共同住宅用エレベーターである。

Gen2 コンフォート

2012年に発売した集合住宅向けエレベーターである。

Gen2 ライフ

2013年2月発売の高齢者住宅向けエレベーター。車椅子が2台乗ることができ、ストレッチャーにも対応している。

Gen2 プレミア

2015年に発売した標準型乗用、寝台用エレベーターである。
Gen2シリーズの最新現行機種で仕様はほぼ同じであるため、基本情報は最初の説明を参照の事。
2019年に発表された新基準JIS A 4307-1/2に対応したGen2 Premiere P07B型は、最上階乗り場に設置された点検操作盤内の安全装置短絡ボタンにより、従来では緊急停止時に昇降路へ入り、安全回路を短絡して籠を強制的に動かすという作業を外から簡易的に行うことできるようになり、救出時間が大幅に短縮できるよう設計されている。
その他有償オプションにてスマートフォンアプリで操作できるOtis eCall Plus、タッチレスボタン(車いす用操作盤非対応)、ナノイー空気清浄機(搭載機種はインジケータの液晶にナノイーのロゴが表示される)を付加することもできる。

Gen2 プレミアハート

4人乗り中低層住宅用エレベーターである。

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